細芳織物について


細芳織物工場 細田和男 社長

社長

 

トヨタ自動車グループ創始者の豊田佐吉が大正時代に考案した「Y式」で、マフラーやコースター、ランチョンマットなどインテリア関係の織物を作っています。
Y式は現役の機械の中で最も生産速度が遅く、最新型の織機と比べて糸を張る力が緩くなっています。生地に仕上がった時には肌触りがふわっとするので、マフラーに向いています。
かつては現在の所沢、入間、飯能、狭山や川越なども含めた地域で所沢織物産地が形成され、昭和50年頃には織物工場も約100工場ありましたが、海外での大量生産が主流となり、現在入間市では唯一の織物工場で、所沢織物産地の中では3工場だけ稼働しております。
それでも色んな柄を織り交ぜるなど特徴のある商品を作ることで、お客様の要望に応えながら生産を続けてきました。デザイナーからパリコレクションで披露するマフラーの注文を受けたこともあります。日本の織物の良さを知っていただけるよう心をこめて作ってます。


会社沿革

明治末期
初代、政治(まさじ)が織物工場(当社の前身)を立ち上げる。
1944年(昭和19年)
2代目、芳太郎が「有限会社 細芳織物工場」を設立。着尺生地の製造を手がける。その後、マフラーなど洋装品なども手がける。
1985年(昭和60年)
ランチョンマット、コースターなどインテリア小物を製造開始する。
1993年(平成3年)
3代目、和男が事業継承。デザイナーからパリコレクション用のマフラーなども受注する。100年前(大正時代)、トヨタ自動車グループ創始者の豊田佐吉が初めて考案した「Y式」織機が現在も稼働している。